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「ここにいてもらちがあかないや。
外に出て、いったいどうなってるのか確認しなきゃね。」
遥は、ゆっくりと障子を開き、外へ出た。
辺りを見回すと…こちらにやってくる人影。
どうやら農作業の人みたいだが、服装が時代劇。
大層なドッキリなのか、はたまた本当に何処かの時代に飛ばされたのか、わからないまま農作業の人に近づいた。
「あの…すいませーん」
遥は声をかけ、農作業の人と目が合った。
その瞬間、農作業の人(農民は、恐ろしいものでもみるかのような形相で、顔を引きつらせた。
「ひっ…!」
「怪しいのもではありません!少し話を聞いて…」
「ぎゃーーー!命だけはご勘弁を~!!」
農民は逃げ去ってしまった。
「何で顔見ただけで逃げるのさー。
髪の色素は薄いけど、おかしくはないはず。
金髪だったら鬼だって言われたんだっけ?
金髪が鬼なのにピンク髪が何も言われないっておかしいよね。」
これはゲームの知識だけど。
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