銀色の砂浜

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手を当てた部分が光り輝く。 その光の筋がボクの周りをぐるりぐるりと絡みつく。 まるでボクと戯れるように。ボクに微笑むように。 「キミは緑。緑は軌跡と戯れて、曲線を体にまとう。私の思った通りだった」 ボクは大きく頷いて、女の子に微笑みかける。 「キミは蒼。蒼は音符の上に乗り、直線が体を貫く。ボクの思った通りになるかな?」 女の子は大きく頷き、手を当てた部分が光り輝き、その光が女の子の体を貫いた。
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