銀色の砂浜

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――ブフォー 汽笛が遠くに聞こえる。 ボクは、海岸に立ち、遥か遠く見える水平線を眺めていた。 吸い込まれるような蒼。 しかし、滑らかな曲線を描かずに不規則な音符のようにてこぼこしていた。 ――ピョロボジロン 波が打ち寄せては、綺麗な鈴の音を奏で、ボクの耳のそばでティンカーベルのように戯れた。
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