銀髪の少年

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「ボクは知っている。望まれないことを知っている。望まれなくても生まれなくてはならないことを知っている」 少年は更に冷たい目をしていた。 全てのものを拒絶し、全てのものを呪うように。 その呪いの言葉は、全て少年自身に向けられていた。 その黒さに対して、その声はたまらなく美しかった。
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