銀髪の少年

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女の子は黙って少年の道化服を撫でた。 すると、純白の道化服が深い深い蒼色に染まっていった。 少年は泣きそうな顔になった。 「ダメ! ボクは真っ白なの!」 白はその存在を消すこと。 それだけは避けたかった。 ボクは女の子と同じように道化服を撫でた。 すると、今度は深い深い緑色に染まった。
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