銀色の砂浜

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女の子はゆっくり天を指さした。 「来る」 「来る」 「来る」 ボクと女の子は、交互に鳴らした。 来る? クルクル? 来るのか、回るのか、それとも両方か。 そんな意味を無意味にするぐらい、ボクの頭は大きな丸が迫ってくるのを感じた。 女の子も、ボクと同じ顔をする。その時、ボクと女の子の間を白い繊維で結ばれた。
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