銀色の砂浜

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――サンチャンゴン それだけでは寂しいと、空気が泣くように振動し、蒼い螺旋で包み込む。 ボクはとても愛おしくなって、女の子に語りかけた。 「丸い」 女の子は嬉しそうに 「来る」 それを聞いたボクはもっと嬉しくなって 「丸い」 女の子が 「来る」 僕が 「丸い」 「来る」 「丸い」 「来る」 「丸い」
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