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俺は職員室の窓から、校庭で部活動に勤しむ女子生徒達を見ている。
顔1、胸0、足9の割合で舐めまわすように見ていた。
え? 割合がおかしいって?
おかしくはないだろう。
顔なんて美人か可愛いってのが分かれば良いし。
胸は巨乳だろうが貧乳だろうが、興味が無いからどうでも良い。
だが足は違う。
ア――あのムチムチとした太もも、引き締まった足首、嘗め回したい。
職員室の引き戸が開けられ、誰かが職員室に入って来た。
俺は口から滴る涎を手で拭いながら振り返り、入って来た奴を見る。
女子生徒が数人いた。
生徒達は俺にチョコレートを差し出す。
「先生、チョコレートあげる」
「義理だけど、はい」
「はい、受け取って」
生徒達の顔は悪意に満ちている。
「ありがと」
悪意に満ちていようがチョコレートはチョコレート、素直に受け取った。
チョコレートを俺に渡した生徒達は、クスクスと笑いながら職員室から出て行く。
俺は受け取った某メーカーの板チョコを、同じ銘柄のチョコレートが詰まった紙袋に入れる。
何故このチョコレートかって言うと。
以前貰った手作りチョコレートや他のメーカーの板チョコなんかを、焼却炉に放り込んでいるのを見られ、それからは皆このチョコレートを寄越すようになる。
単に他のメーカーのチョコレートが嫌いなのと、何が入れられているか分からない手作りチョコレートなんて、食っていられるかって思い燃やしただけなんだけどね。
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