第1章

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皆勘違いしてこの板チョコが好きなんだと思い込み、このチョコレートだけを渡して来るようになった。 彼女達を始め、俺にチョコレートを寄越した生徒や女性教師の企みは分かる。 持病の糖尿病を悪化させ、サッサとくたばらせようって魂胆だ。 さて帰るか。 チョコレートが詰まった紙袋を手に職員室を後にして、駐車場に向かう。 紙袋を愛車のBMWX7の後部座席に置き、運転席に座る。 え? なんで一介の教師が1000万円以上する高級車を所持しているかって? それはね、俺の実家が大金持ちで、本当は仕事しなくても遊んで暮らせるからだよ。 俺が教師をしているのは、若い中高生の瑞々しい身体(足)を眺める為なのさ。 今日は何処に行こう? 家に帰らないのかって? これからがお楽しみの時間なんじゃないか。 学校で中高生の足を眺めているって言っても、手を出したら豚箱入りになる。 そんな事になったら、お袋が高齢出産して兄貴達より一回り以上離れて生まれたお陰で、家族全員に甘々で育てられた俺でも、家から放逐されてしまう。 だから学校では変態扱いされているとはいえ、真面目に勤務しているのさ。 そういう訳で学校を出たら、教師では無く趣味に生きる男になる。
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