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副都心の幾つかの駅の周りを見て回り、獲物を物色。
あ! いた。
車を近くの有料駐車場に止め、徒歩で獲物に近寄り観察する。
目を付けた女の子は、隣県の女子大の付属高校の制服を着て、ベンチに座りスマホを操作している。
女の子は偶にスマホから顔を上げ、道行く男性を見上げている。
あれは神待ちをしている子だ。
俺は女の子に近寄り声を掛けた。
「こんばんは。
誰か待っているのかな?」
女の子はスマホから顔を上げ、俺の顔を見つめたあと首を横に振る。
「諭吉10枚でどう?」
「え!?………………」
「食事代とお泊まり代は別に出すからさ」
「本当に?」
「約束するよ」
女の子はベンチから立ち上がり、俺の差し出した手を握る。
女の子を車に乗せ近くの一流ホテルにチェックイン、スイートルームに車から持ってきたバッグを置き、最上階のフランス料理店で食事を済ます。
これからがお楽しみタイムだぁ――!
ルンルン気分で女の子を部屋にエスコート。
部屋に入り女の子が尋ねて来る。
「あの、先にお風呂使って良いですか?」
「ダメダメ、その前にやる事やっちゃおう。
ソファーに座って」
女の子はソファーに腰を下ろす。
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