死闘

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e8a2403e-a82d-4889-afaf-61a846d68a61レシドーラ “Residohra” フレーム全高18.2m 本体重量17.2t  嘗てテッド・ドットはエンパイアーにメカニックとしての役割を与えられていた際に、幾つかのアイディアをフラット・カスパーにデータとして送っていた。その内の一つがこのレシードラだ。レシドーラはテッドの拘り通り、接近戦で威力を発揮するように作られている。また背部のウイングはジャマー機能を搭載しており、同時に本気の機動力の源ともなっている。格闘兵器であるレーザーシックル以外に武器と呼べる物は頭部の角状のソニックブレイドとランサーニーしか無く、射撃兵器を一切装備しない徹底振りを発揮しているが、特に宇宙空間や夜間だとそのジャマー機能と視認しにくい漆黒のボディーで相手を攪乱し、レーザーシックルで一刀両断にされてしまうのがオチだ。  本機はテッドのアイディアを元にフラットの手によって製造が命じられて来たが、そのロールアウトまではかなりの時間が掛かった。それは機体を丸ごとレーダーから消し去るまでのジャミング能力を装備するのにエンパイアーで有っても技術力が追い付かなかったからだった。そしてまた接近戦のみを想定している機体コンセプトがそもそも中々受け入れられなかった事もまた理由に有った。そういう意味では不憫な機体と言えよう。  だが隠密行動には打って付けで有り、使い方次第で化けるマシーンだとも言えた。  デサインモデルはガンダムデスサイズヘルカスタム。
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