恋するDK、チョコ・ラブポーション

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 同じ高校に通う一つ年上の幼なじみ、氷室奏多に打ち明けたら「よかったじゃん」とフラットに喜んでくれた。以来彼は聖人の恋の相談相手だ。  今も二軒隣の彼の家に転がり込んで「好きだけど辛い」といつもの泣き言を言ったら、冒頭の提案をされた。 「だって、男の僕があげたら、きっと気持ち悪いよ」 「バカだなあ、聖人。バレンタインデーはな、日本以外では愛の日って言われてるんだぜ。性別関係なく好意を伝えていい日ってこと、おまえ、知らないの?」 「そうなの……?」
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