第一話 クルーズ殺人事件 前編

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「ありがとう、じぃや」「では、行ってらっしゃいませ」メイドたちが送ってくれる。「どうぞ、プリンセス」つまづかないようにリカの手をレイが取る。「あ~?楽しみねーリカ!」また一つため息をつく「お姉様、楽しみすぎよ。」しばらくし、リカが眠りにつくとレイの方に寄りかかった。「おい、リカ?」揺すったが起きず。「寝かせときなさい、カードの声を聞くのは体力消耗するはずよ。」リンがいう。到着するとそこには、大きなフェリーが港に止まっていた。中に入って見るとシャンデリアに豪華なホール、パーティー会場が広がっていた。「船もでけぇし、中は豪華、すげえ」見回していると「この客船は、豪華客船ですから」後ろから男の声が聞こえた。振り向くと知り合いの社長令嬢の父親だった。「今日は、私たちを招待して頂きありがとうございます」代わりに執事のルカが挨拶をする。「いえ、リカ様には大変お世話になりましたから、どうぞごゆっくりとお楽しみ下ださい。あ、そこのあなた。こちらの方にあの部屋へ案内しなさい。」メイドに案内をしてもらい「こちらがお部屋でございます。」開けると豪華な部屋が広がっていた。「ここって・・・」驚き、メイドを見ると「はい、ここは特別室になります。あの方がこの部屋に案内しろと」メイドは戻ってしまった。「少し、部屋を見てきます」しばらくし、戻ってくると「2人一部屋となりますが」考えていると「私、リンさんと寝たい!」目をキラキラさせていると許可してくれる。「俺は、1人かよ!しょうがねぇな」ルルは部屋に戻ってしまう。「私は、執事室があるので行きますが」ルカも行ってしまう。リカは嫌な予感しかしない。「じゃ、一緒だねー」ウィンクしてくる。ため息をし「先に部屋に戻ってるわ」1人で行ってしまった。「ほんと、かわいい」つぶやきリカの後を追った。しばらくし、みんな暇だったのでトランプをやっていた。「よっしゃ~!あがりぃ~?」ルルが叫ぶとその隣で「これって楽しいのかしら?」リカもいいながら上がってしまった。負けたのは、エリだった。エリはいつもゲームで負けている。運が悪い女だ。「また、負けた~」落ち込んでいると・・・「本当に運が悪い女だな」「祈願してくれば?」「ふふ、そうね」「カードは(あなたは、一生このゲームで勝てない)といっているわ」と4人でエリをからかう。「もーリカとリンさんまで~」みんなで笑った。
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