第2話 クルーズ殺人事件 後編

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「わっ私は、」「お前たちが早く解決していれば!死なずに済んだんだ!」耐えきれなくなったのかリカはうつむき部屋の外へと飛び出してしまった。「リカ!待って!」後からレイが追いかける。「リカは!この能力を一番責められるのが一番嫌なんだよ!」「リカを責めないで!」ルルとエリが否定する。その時、リカは飛び出して走っていた。途中で階段を滑って落ちそうになった時誰かが腕を掴んで引き上げてくれた。みるとレイだった。「レイ...どうして」半分、悲しい顔をしニコッとする。「きっとみんな頭の中が混乱してるんだよ。今、ルルとエリがみんなを一生懸命に説得してくれてると思うよ。戻ろう」2人で戻ろうとした時「やっやめろ!やめてくれ!」下の部屋から声が聞こえる。「リカ!」「行こうぜ!」エリとルルも来たので4人で下の部屋に向かうと中から鍵がかけられている。「レイ、お願い、ルルは指示とこれよ。私のそばにいること」頷き、リカに拳銃を渡される。「相手は多分拳銃を持っているわ、銃に撃てばいいのよ。エリは、私が合図したら被害者を外に連れ出して」2人は頷くと中の窓がガシャッと割れレイが入った。「やぁっ」鍵がかけられているためドアをリカが回し蹴りで壊した。「す、すげぇ」「す、すごい」ほぼ同時にいった。「行くわよ」中に入ると拳銃を持った女性と撃たれそうになっている。女性、そしてその間にいるレイがいた。リカはルルたちの前に立つ。リカはニヤッと笑い、人差し指で犯人を指で指す。「この事件、私が引き受けますわ!」「な、何よ!あなたたち」銃を向ける。リカが「撃て」と指示するとルルが撃とうとするがリカはそれを止める。「待って、あなた、ここを爆破する気?」「爆破?どういうこ...」「レイ!」レイは爆弾を外に投げリカは犯人が持っている拳銃を回し蹴りで床に飛ばすとバン!と外で爆発音が鳴り響いた。「終わった...」とつぶやきリカは倒れた。「リカ!」倒れるリカを抑え、お姫様抱っこし部屋に戻り寝かせた。そして、事件が終わり、クルーズも終わった。だが、それでもリカは目を覚まさなかった。かなり、能力を使ったようだ。その三日後、リカは目を覚ました。「おい!大丈夫か?」「リカ~」「リカ!おかえり!」ベットで3人に囲まれた。「えぇ」ドアから来たリンがリカを抱きしめる。
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