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弱い人を守るほうが自分には向いているのだと思った。
京子は素子を自分のマンションに招いた。
都内の中心地にある洒落た1ルームマンションだった。
素子は一目見て自分の給料じゃ絶対無理だと思った。
「さあどうぞ入ってよ、
まだ片付いてないけどね」
嬉しそうに京子が言った。
ワンルームといっても一部屋がかなり大きなものでその中に小さなテーブルがあった。
「きのう一緒に住んでた男追い出したから何か気が楽になっちゃった、
で、
あんたを呼んだのよ」
京子は慣れた手つきでコーヒーを淹れ二人で飲んだ。
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