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翌日には、教室のそこかしこから雑貨屋さんの話題が聞こえてきた。
バレンタイン当日までの間に、私は何度となくそこを通ったけれど、もうテナントは空だ。
その日を迎える女子は胸が高鳴って仕方がないといった様子だ。お店がその後どうなったかなんて話しは一切聞こえない。
当日になるとその高鳴りはピークを迎える。
私もそうだ。まずまずドキドキしていた。
授業が終わるといつものように部活に向かった。そしてマネージャーの特権で男子部の部室に入り、先輩のロッカーにスニーカー、の形をした物を忍ばせた。
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