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毎年毎年人間と言うのは、飽きもしないでよくやるもんだ。
あちこちの家からそれは楽しそうにしている豆まき。
玄関には柊と鰯の頭、何がそんなに俺を拒絶するんだよ。
もうずっと、人っ子一人襲っていないのに。
毎日通ったヒナの家。
だけど今日は静かに扉が閉まってた。
どうしたか、体でも壊したか。
そんなことを考えていたものだから、危うく他の人間に見つかりそうだったから、慌てて家の影に身を隠してしまった。
俺は一体何をしているのだろうか。
沢山の声がして静かになって、やっとヒナが姿を現した。
いつものように、長い髪と白過ぎる白装束を風に任せ、ふわりと庭へ降り立った。
「良かった、今日も来てくれた」
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