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それから俺は、何故だかわからないが、今までよりも頻繁にヒナの所へ通った。
特に意味はない、ただ何となく、毎日ヒナが呼ぶから。
「鬼は内ーー! 福も内ーー!」
時々兎なんかを仕留めて土産にした。
お肉は初めてだと、とても丁寧に感謝しながら美味しい料理を作ってくれた。
あれ以来、ヒナはお友達になろうとは言わなくなった。
怒っているのだろうか、悲しんでいるのだろうか。
そんな考えはほんのひと時だけで、結局のところ、悶々と考えていたのは俺だけだった。
ヒナはもうとっくに、俺と友達なんだそうだ。
だから今日もヒナはおかしなことを言う。
巡り来る次の節分の日。
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