第1章

4/9
前へ
/213ページ
次へ
「ええっとね… 絵本読んで… それから…うーんと…… お散歩した!」 話すのが嬉しくて、お母さんの服を何度も引っ張った。 「そう 良かったねぇ 何か、お話しした?」 「あのね おばあちゃんは、いつも容子の側に居るから大丈夫。 おばあちゃんは容子ちゃんのうさぎだからって」 私はピンクのうさぎを撫でながら 「ネッ おばあちゃん」 ピンクのうさぎにチュ~! お母さんは、小学生になった時、この事を話してくれた。 なんとなくしか覚えていない。 おばあちゃんの記憶。
/213ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加