第二章 覚醒と神

3/5
前へ
/33ページ
次へ
ある日、俺は自分が「大人」じゃないことに気づいた。 その日、俺はいつものように虐められていた。しかし、歯向かうのもめんどくさいので、俺は黙って殴られていた。 「おい、クズ、殴られて気持ちいいだろ」 「・・・。」 「だんまりかよ。じゃあ、200回増やすから。意識なくすなよ。」 「・・・。」 いつものように虐められていたが、殴ってる方に何かあったのか、いつもより殴る力が強く、回数も多かったので、血を吐き、気絶してしまった。そして、病院につれてかれた。   俺はかなり重症だったらしく、緊急手術となり、3時間程度の手術を受けた。 俺が目覚めたのは、翌日の昼頃だった。 最初に回診?みたいなのに来た、俺の主治医?見たいな医者が来た。 医者 「目覚めたかい? 大丈夫かい坂原君?」   俺 「はい、大丈夫です。ありがとうございます。」    そんな話をして、あと一週間は入院しなくてはいけないことを、伝えられた。 その日のうちに親が来た。 そして、すごく心配された。「学校をやめるか?」とも聞かれた。 その時、自分が「大人」ではないことに気づいた。理由は一番守りたかった「親にめんわくをかけないこと」を守れなかったから。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加