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ある日、俺は自分が「大人」じゃないことに気づいた。
その日、俺はいつものように虐められていた。しかし、歯向かうのもめんどくさいので、俺は黙って殴られていた。
「おい、クズ、殴られて気持ちいいだろ」
「・・・。」
「だんまりかよ。じゃあ、200回増やすから。意識なくすなよ。」
「・・・。」
いつものように虐められていたが、殴ってる方に何かあったのか、いつもより殴る力が強く、回数も多かったので、血を吐き、気絶してしまった。そして、病院につれてかれた。
俺はかなり重症だったらしく、緊急手術となり、3時間程度の手術を受けた。
俺が目覚めたのは、翌日の昼頃だった。
最初に回診?みたいなのに来た、俺の主治医?見たいな医者が来た。
医者 「目覚めたかい?
大丈夫かい坂原君?」
俺 「はい、大丈夫です。ありがとうございます。」
そんな話をして、あと一週間は入院しなくてはいけないことを、伝えられた。
その日のうちに親が来た。
そして、すごく心配された。「学校をやめるか?」とも聞かれた。
その時、自分が「大人」ではないことに気づいた。理由は一番守りたかった「親にめんわくをかけないこと」を守れなかったから。
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