なめんなよ、でゴザルよ!

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     @@  ズササッと根子の目前に滑り、ゴザルは正眼に構えてヤツの顔を見据えた。 「何だよ五条河原、ひょっとして俺とやる気かぁ? 似鳥は・・・・・・立ち合いか??」  自分より20センチは低いゴザルを見下ろし、剣道部エースは余裕の表情でせせら笑う。 なめんなよゴザルを、次の攻撃でぶったまげるぜ――。 「はあああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~いっ、コレ・・・・・・」  気合の入った咆哮と共に、ぷるぷると震える両手で桐箱を差し出すゴザル、でござる。 縦横30センチ角の桐箱を手渡され、思わず受け取ってしまった根子はたじろいだ。 「な、何コレ? 桐くせっ・・・・・・えぇっ、茶色いスニーカー!?」
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