三丁目のぼく

夕焼け━━━

じわじわとやって来る闇の予感に、楽しかった事や辛かった事を振り返り『今日』という箱にそっと仕舞う頃。

懺悔の時━━━

ぼくの世界はずっと夕焼けの中にある。

広場に佇むぼくの前には緩やかに登ってくる真っ直ぐな道が伸びていた。

ぽつりぽつりと見える人影。
彼らは口を閉ざし、辺りを見回すこともなく、ゆっくり、そして淡々と歩いて来る。