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「お騒がせしてすいませんでした」
蓮はぺこっと頭を下げる。
いいのいいの、そうじゃないのよ。と、キャサリンが慌てて下げられた頭を上へと押し上げた。
「あの子がそれだけあなたが居ないことに動揺していたってことを言いたかっただけなの」
蓮はそうなんだろうか。と、疑問に思う。
動揺していたと言うより、怒っていたようにしか見えなかった。
「あの子はね、なんでも受け入れるのよ。私が女になりたいって言った時も解ったって言ったし。母親が出て行くって言った時も、そうなんだって。
孝ちゃんが亡くなった時も、黙って受け入れたのよ」
元気はなかったけどね。と、寂しそうに付け足した。
「でもね、あなたが居ないって解っても、そうなんだってならなかったのよね。あなたの事は探したいって思ったみたいで、どうしたらいいのか解らないって相談してきたの」
昨夜の話をそれはもう嬉しそうにキャサリンが目を輝かせて言うのだった。

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