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近くに在るほど 見えなくなる。
遠くに在るほど 美しくみえる。
欲しくて 欲しくて 望んだはずなのに
私達には 限りが無く
「まだ もっと」と欲を張る。
尚、無いものを
手に入れたくて 願ってしまう。
今、掌に在るものが
どれだけ輝かしいものなのかも 忘れ去って。
傍に在るほど 見えなくなるのなら
いっそ 離れてしまえばいい。
全てを 無くしてしまえばいい。
遠くから見てごらん。
美しくみえるから。
手放しても 埋もれても
見つけ出せるのなら
それは きっと
一粒の光なのだろう。
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