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「3ヵ月目、お疲れさま」
そう確か俺は、メールを入れたんだ。
それからだ、仕事の事とかちょっとした連絡。
新発売商品を食べたらどうだったとか、
今日はどこへ行ってきたとか。
そんなメールのやり取りが続いたのは。
...俺は何年目だったか。
ここだけではなく、掛け持ちをしていることもあり、改めて考えてもこなかった。
時間に追われ、独立を掲げていた
自分がいたことすら忘れ去ろうとしていた。
一面、白く覆われた景色を前に、吐いた息が浮かぶ。
その息もまた溶け込むように消えて行った。
しかし、
この雪も溶ければ、また動き出す事が
できるんだ。
雪ならば....
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