春のおとずれ

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足下からの冷たさが堪え始めた時、 「ごめんね、遅くなっちゃった!! 」 そう言いながら由衣が現れた。 寒さからか、それとも走ってきた影響からなのか頬が紅潮している。 「前使った時の残りがいくつかあると思って... 探してたら遅くなっちゃった!」 そう言いながら 「はいっ」 と、菓子作りなんかで使う チョコペンを俺に差し出してきた。 温めてきたのか柔らかい。 「ねぇ今日、何の日か知ってる? ........2月14日。 バレンタインデーなんだよ。」
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