episode1 2つの再会

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 「あ…たぶん。言われた内容忘れるくらい、ショックだったかも」  「まあ、君が助けてなかったら、記憶を失ったってだけじゃすまなかったかもな…。  だから、君のしたことはすごい事だよ。  僕には、きっとできない」  「渡…瀬…」  俺は泣きそうになっていたが、ふと、我に返った。  そして、目に入ってきたのは、周りの変なものをみる視線。  涼もそれに気が付いたのか、少し赤くなっていた。  ──こいつ、乙女か。  つい、そう思ってしまった。
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