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「蒼空、おもしろいこと言うね。
友達になろうよ。君となら、なれるかもしれない。
友達に……」
「そういえば、空き教室あったな。
そこ行くか」
「それしかないね」
そう言って、俺らは歩き出した。
「あっ、もしかしてだけど涼君?」
「えっ?」
俺らは、一斉にそう言って振り返った。
久しぶりに聞いた、その声。
雨音の声だ。
雨音は、両脇に女の子を連れて歩いていた。
「あ、ごめん。
梓、凜先行ってて」
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