episode1 2つの再会

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 「蒼空、おもしろいこと言うね。  友達になろうよ。君となら、なれるかもしれない。  友達に……」  「そういえば、空き教室あったな。  そこ行くか」  「それしかないね」  そう言って、俺らは歩き出した。  「あっ、もしかしてだけど涼君?」  「えっ?」  俺らは、一斉にそう言って振り返った。  久しぶりに聞いた、その声。  雨音の声だ。  雨音は、両脇に女の子を連れて歩いていた。  「あ、ごめん。  梓、凜先行ってて」
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