episode1 2つの再会

14/37
前へ
/50ページ
次へ
 「ねえ!一緒にお昼食べない?」  ──あー、声かけちゃったよ。  案の定びっくりした顔をしている2人が、目に映った。  「嫌なら、別に良いけど」  すると2人は、  「是非!ちょうど、食べるところ探してたんだ」  「やっぱりね。そうだろうと思って」  「なんで?」  そう聞かれたから、私はくすりと笑った。  「実はね、噂があるのよ  歩きながらにしましょう」  そう言って歩き出すと、2人は後についてきた。  「実はね、外部から入って女子にちやほやされる男子は、嫌われるって」
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加