prologue 私の記憶

2/3
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
 -----  -----------  -------------------  私の記憶は、小4から小6のときのものがない。  意識の最後は、海の中。  沈んでいく。  どんどん、下へ、沈んでいく…………。  意識が遠のいていく。  意識が戻ったとき、私は病院のベッドの上だった。  自分がどうしてベッドの上にいるのかは、わからなかった。  だから、ちょうどそこにいた、姉に聞いてみた。  だけど、教えてはくれなかった。  だから、自分に、あの時なにがあったのか、知る由もなかった。  それから、月日は経ち私は、4月から高校生になる。  これは、私の高校3年間に起こった、忙しい毎日の物語。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!