episode1 2つの再会

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「あ、そうなんだー、よろしくね」  梓がそう言った。  凜は、恥ずかしそうに下を向いていた。   4、  渡瀬 涼  「お茶菓子まったり部?何その部活」  僕は思わず聞いてしまった。  すると、奏太も同じ気持ちだったらしく、  「そんな部活あったか?俺らの見た部活紹介の紙にはなかったぞ。そんな部」  そう聞いていた。  ──ずいぶん、緩そうな部活。  僕の第一印象はそれだった。  奥から梓と凜が出てきた。  2人は、紅茶を持っていた。  「あー、来た」  雨音に気がついた梓が小走りにこちらへやってきた。  「ようこそ!お茶菓子まったりクラブ、通称『お茶会部』へ」  そう言いながら、さっき雨音と一緒にいた女子2人が笑いながら言った。  
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