episode1 2つの再会

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 「限られた人しか入れない部活に、俺らが入っていいのか?」  僕が聞きたかったことを、すんなり聞いてくれそ奏太。  なんかと、同じ気持ちなんだよね、彼とは。  同じことを考えてるみたいだ。  それとも気が合うのか?  とにかく、彼とは良い友達になれそうだ。  「もちろん、あなたたちが入るか入らないかは自由だけど、部長は大歓迎だから」  「ん?部長って?」  「ああ、もちろん、雨音」  雨音の方をみると、こちらを見て微笑んでいた。  「ほら、決めるのは、あなたたちだからね~?  なんだかんだ言って、ここには、雨音の家のメイドがお世話してくれるから、楽だよ」  そう、もう1人の知らない女子が言った。  ──次元が違う。いや、ランクは同じかもしれないけど……。  だって、僕の家も、相当金持ちだと思うから。
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