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「限られた人しか入れない部活に、俺らが入っていいのか?」
僕が聞きたかったことを、すんなり聞いてくれそ奏太。
なんかと、同じ気持ちなんだよね、彼とは。
同じことを考えてるみたいだ。
それとも気が合うのか?
とにかく、彼とは良い友達になれそうだ。
「もちろん、あなたたちが入るか入らないかは自由だけど、部長は大歓迎だから」
「ん?部長って?」
「ああ、もちろん、雨音」
雨音の方をみると、こちらを見て微笑んでいた。
「ほら、決めるのは、あなたたちだからね~?
なんだかんだ言って、ここには、雨音の家のメイドがお世話してくれるから、楽だよ」
そう、もう1人の知らない女子が言った。
──次元が違う。いや、ランクは同じかもしれないけど……。
だって、僕の家も、相当金持ちだと思うから。
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