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第一章 王都カムソウル
王都カムソウル
王宮を中心に、広く扇状に広がるその町は、王宮の裏側に深い森をたたえている。
南には広大な平原が広がり、酪農がさかんだ。
西には小高い山々が連なり、斜面に白い壁、赤茶の屋根の家々が段々に立ち並ぶ。
街の中心は、全国から仕入れられた特産品の市で今日も賑わい、多くの人々が行き交っている。
街の中心の大通りは、南へまっすぐ向かうと、平原を抜け、国境にある深い森へ続く。
森の向こうにもう一つの魔法王国と呼ばれるヴァヴィナスト。ヴァヴィナストから東へ向かえば商業都市バームクエルに続く。残り4大王国の1つ剣士国ファルセナは、ヴァヴィナスト領を南に抜けさらに砂漠を抜けた先に存在する。
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