第1章

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雑巾を縫ったと書きましたが、 掃除の時に雑巾が無くてね。 今の時代は百均でも売っているから 買って来ても良かった。 押入れに郵便局やら銀行やら地区からのタオルが 結構な数あって、ソレを縫いました。 掃除でも何でも道具って大事だよね。 今日のようにヤル気になっても雑巾が無いとヤル気が失せるし。 タオルを一枚雑巾にしても絞るのに疲れる。 一枚を半分に切っても切ったところから ボロボロ糸くずが出るし。 まぁ汚くなる前に掃除していれば問題無いのだけどね、それが出来ないからね~ 高校の時、夏休みの宿題で手作り品というのがあって秋の文化祭のバザーで売る。 売るからにはバザー委員と家庭科の先生達との 検品が厳しかった。 クラスでは何人もやり直し令を言い渡された。 あの頃キルティングの布で作った巾着とか 財布とか流行ったんだよ。 彼氏がいる子は彼氏に手作りの巾着を作ってあげてね、リュックにしてた。 名前をフエルトでアップリケしたりして。 ディズニーランドのお土産の缶バッチ付けたり。 懐かしい~ で、高校のバザーなんだけどね、 毎年御近所の方がどっと押し掛ける。 10枚100円の雑巾目掛けて。 凝った物が作れない子は雑巾縫ってた。 それも使い古しのタオルはダメで新品のタオルで。 雑巾はあっという間に売れた。 一番売れたと思う。 雑巾って聞くと高校時代のこのバザーを思い出す。
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