episode209 お兄様の友達②

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責任逃れと言われようが。 そもそも僕には初めから何の責任もない話なのだし。 ――いや多分。 その一端は担っているにしろ みんな僕が悪いと言うのは酷だ。 むしろ言いがかりに近い。 「それは君の問題だろ?」 「いいえ。僕の問題はあなたに流され過ぎるところだけ」 ピシリと言い放って 「一緒に行こう。こんなとこに長居は無用だ」 僕はジンを促した。 「ごめんね。変な人に引き合わせちゃって。どう?2人きりで今の続きをしよう?」 「え?お、おいっ……!」 自分だけ発散したせいか。 ここに着いた時よりずっと 頭がクリアになっていた。
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