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私達の会話の途切れるのを待っていてくれたのか、 ちょうど二人の会話が止まったのか、 数歩先を歩いていた松井さんと諒介くんが、 振り返って、私達を待っていてくれた。 「そしたら帰って行く時、少し寄ってね。」 諒介くんがお姉ちゃんの横に並んで、 ふわっと笑顔で声をかけてくれた。 その声の掛け方や、その時の格好が、 速水さんにそれはそれはそっくりで、 そしたら、それを松井さんも感じていたみたいで、 「親子ですね。速水さんにそっくりです」 プライベートの時の話し方で、 諒介くんに話しかけると、 諒介くんは、少し嫌そうで、それでいて嬉しそうな表情を浮かべていた。
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