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「少し、休憩する?」 軽食も取れそうな手軽なお店が近くにあったので、 松井さんが提案してくれた。 いくつか見たお店で候補が見つかったので、少し頭を整理したかった。 「そうですね。お昼過ぎましたし。」 昼時間はどこも激混みだろうから、 少し時間をずらそうって、松井さんと電車の中で話していた。 午前中に、お姉ちゃんたちと過ごしていたから、買い物も遅め時間からのスタートだったし、 私が早く家に帰りたいことも、何気に気にしてくれている。 私が、「松井さんも見たいものあったら気にしないでね」って伝えても、見向きもせずに素通りしてしまうから、少し申し訳なくなってきた。 松井さんは何気に私服もおしゃれだと思う。 仕事中だって、適当なスーツじゃないのは 見ていてわかる。 今日だって、雑誌とかインスタとかから抜け出て来たみたいで、通り過ぎる女の人にチラチラ見られている所、何度も遭遇した。
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