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私はおばあちゃんくらいにしか頭に無かった。
でも確かに駐車場の事だって
心配しなくていられるのは諒介くんのお陰だ。
「お姉ちゃんの所だったら、廉のものを買っていけば良いかも。
それとちょっとしたお菓子…
おばあちゃんは○○のお菓子を買っていこうと思っていたんだけど、
ここにもあるかな?」
エスカレーターで下りながらそんな話をしていると、
「それならここにあると思う。
無くても一駅移動すれば、直営店があったはずだし…
速水さんのところも、しずくさんの所も、
そこのお菓子にして、あとは廉くんの物を少し選ばせてね。」
ふんわり笑った笑顔が、今まで見た中で一番素で、やわらかい
見たことのない笑顔だった。
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