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でも、おばあちゃんの得意料理の並ぶ食卓を見て 松井さんが嬉しそうな表情を浮かべ、 丁寧に手を合わせて挨拶をして食事を始める。 おばあちゃんはそれを嬉しそうに見つめてた。 私も、自宅だし、慣れたおばあちゃんのご飯だから お昼のことなんてすっかり忘れて パクパクと食べ始める。 おばあちゃんは普段の時間に食べたから…と、 もうお風呂も済ませた様子だ。 「ばーちゃん。片付けならやるから、休んでも大丈夫だよ。」 普段だったらもうベッドに入って寝ている時間だったから そう声をかけると、ばあちゃんは 「大丈夫。今日はほのかがいなかったから お昼寝できたし。」って言いながら 嬉しそうに私達が食べるところを見守っていた。 松井さんに今日のことや普段の私の仕事ぶりなどを質問して それに松井さんが食べながらきちんと答えてくれる様子に ばあちゃんがとても嬉しそうだった。 仕事はどう?って私に聞いても、 普通だの、いつもと変わりないよ…なんてそっけない返事しかしない孫よりも、 丁寧に答えて食える松井さんの方が良いみたいで、 それはそれは仲良く話をしていた。
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