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その日は、仕事も時間通りに終わり、
ばあちゃんと一緒に食べれるかも…と、
ホクホクした気持ちで、
私服に着替え、通用口から駐車場に向かった。
私の車の近くに人影がある。
署内に用があればもっと署に近い駐車場を利用すればいいけど
空きがなければ一般の方も止める駐車場なので、
さほど気にも留めずに自分の車に向かうと、
以前、出向いた高校の被害者役をやってくださった教師が
私の車の横にいた。
「こんにちは、お疲れ様ですー」って適当挨拶をして
車に乗り込もうとすると、
「いやー、坂崎さんとお話ししたくて今日は待っていたんですよ。」
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