裏切りの真実。

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「あー!!!てらが裏切り行為を働いてる!!」 「なーにぃー!やりやがったな! きよちゃんの番号ゲットか! お前は公開処刑だ!!!」 ……え? てらさんといつも飲む二人組が入ってきた。 黒岩さん、通称クロさん。 丸山さん、通称まるさん。 「うっせぇ!クロまる!! 来るのが遅ぇからだ!俺の特権だ!」 「はぁー?特権?なんの特権だ! 俺の店だって肉卸してるぞ!」 「…はぁ?このビルを建てたのは俺だ! 俺がきよちゃんに貢献してる!」 「バカか!お前は初代きよちゃんに貢献しただけだろ!」 「そーだ!そーだ!」 「バカか!てらまる!もろもろ修理してるし、これからリフォームも俺がするんだ!」 クロさんは土木。 まるさんは肉屋。 みんな世話になってる。 というか、これじゃ飲んでるのと変わらない会話だ。 「…あのいつもお世話になってます。」 ………!!! 俺の声に 「き、きよちゃん!」 「おーきよちゃん!男でも色っぽいな…なんか、なぁ!」 「変態か!クロ!やめろ!バカ!」 ははは。 もうなんでも良い。 受け入れてくれるだけでありがたい。
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