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「マサが暴力団と?んなわけあるか!」
クロさんとまるさんも驚いてる。
「でもよ…あのバカデカイ会社がこんな事になるとよ、マサの会社やばくねぇか?
無実だけど、社会的にマズイよな…」
てらさんは言葉は確かだ。
テレビで全国に流れる。
雅臣は無実だけど、親父は違う。
リークしたのが親父だとしても、その親父は暴力団と繋がってる。
それは事実だ。
今までだって何かしら良くない事をして会社が大きくなったのかも。
「あ、須泉先生…」
ボソッと口から出た名前に電話を掛ける。
「はい、須泉です!和希さん?!
見たんですね、テレビ。
今から僕は警察に行きます。安心して。」
雅臣には須泉弁護士がいる。
それは安心だけど…
「あのっ!会社はっ!!」
「…会社は分かりません。
無傷とはいなかいでしょう。」
“すぐに解決とはいかないでしょう…”
雅臣は昨日そう言っていた。
もしかしたらこれは予想していたシナリオ?
雅臣の奴…なんで応じたんだ!
任意だろ!!
「和希さん。雅臣さんの事は任せてください。それから…無茶はしないで下さいね。絶対に。」
俺に何が出来るんだろう。
俺が雅臣の為に…。
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