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その後はテレビをただ流して片付けをしながら聞き流した。
あること無いことをテレビのコメンテーターが言っている。
雅臣の事、知らねぇくせにっ!
あいつは悪い奴じゃない。
天然で大食いな男。
そしてすごく優しい奴なんだ。
“竹之内会長のコメントが入ってきました。―――会長のコメントです。
この度はお騒がせして誠に申し訳ありません。息子とはいえ、事実をハッキリさせたいと思っております。
今はただただ驚いていますが、事実確認が済んだらご説明をさせて頂きたいとおもっています。
説明とは何でしょうね…
雅臣氏個人のお付き合いなのか会社ぐるみなのか気になるところです。”
な、何なんだ、あの親父は!
お前の事なのに。
自滅でもする気か?!
いや、揉み消すほどの権力を持っているのか…恐ろしすぎる。
「マサもすげぇ父親を持って大変だな。この店やったのって…そいつらだろ?」
てらさんはテレビを聞いて呆れている。
「はぁー。マサ、良い人過ぎて背負わないよな、すべて…」
まるさんの言葉にゾッとする。
マサが親父を庇う?!
無いこともない。
でもさすがにそれは…
「そんなことさせるか!
親父の罪を背負ったって本人の証拠なんてないだろ。」
クロさんはまるさんに呆れる。
「…証拠なんてつくれるだろが。」
てらさんの言葉にみんな撃沈だ。
あー俺に何か出来ないか。
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