裏切りの真実。

54/54

429人が本棚に入れています
本棚に追加
/227ページ
もう4時だ。 「皆さん、ありがとうございます。 今日はこの辺で…」 そう俺は切り出す。 随分、散らかったものは片付いた。 「だな。後は業者呼んで持っていってもらうか!」 「だな。他の常連に声かけておくわ。」 確か常連にリサイクル業のおじさんがいた。 「使える食器棚とか冷蔵庫も一旦倉庫に置かせてもらうか!はは!きよちゃん、任せてな!みんなに協力してもらうから。」 心強い。こんなにも助けてくれるなんて。 「本当に何とお礼を言ったらいいか。」 がはは!とクロさんが笑う。 「まぁ、きよちゃんは店の内装案を考えてよ。復帰は早ければ早い方が料理にありつけるってな!がはは!」 そうだ、止まっていてはダメだ。 雅臣の事も店の事も… 俺はやることをやる!! 3人はまた来るよと言って帰っていった。 もう優希は家にいるだろう。 昨日の事はちゃんと謝っておかないとな。 店の冷蔵庫から食材を出す。 多いけどなんとか使いきりたい。 肉は冷凍庫に保存するか。 野菜は煮物にでもして…弁当に入れたりここでの作業中に食べればいいか。 はぁ。 にしても多いな。
/227ページ

最初のコメントを投稿しよう!

429人が本棚に入れています
本棚に追加