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「うわ、和希!雅臣氏の隣!誰?!」
「ん?須泉弁護士だな。」
いやぁー爽やかってこういう人を言うんだな。
「てか、明日はワイドショーはこの二人がカッコよすぎるって話になるな。
なんだ、この弁護士。雅臣氏とあんま背が変わらないじゃん。イッケメーン!」
「……優希。お前、心配じゃないのか?」
そりゃ心配だ。
でもこの弁護士に守られたら…安心するよ。
あ、今、義人の顔が浮かんだ。
ま。義人も背が高いし。安心するけど。
“社長!一言!!お願いします!!”
“……おなか空きました……”
…………。
「あのバカ……」
和希はガッカリしている。
「雅臣氏はどこへ行っても素直で安心するね。さすがに塩対応はしなかったね。疲れてるよ。」
和希かビクリッてした。
「ん?和希?」
「あ、いや。疲れてるのは可哀想だなと。」
あー分かっちゃった!
昨日二人で疲れることしたんだ。
顔、真っ赤だよ。さすがピュアの僕でもわかるよ。
雅臣氏は寝不足。
“お腹すいたとは不謹慎ではないですか!社長!社長!”
“―――あなたはどこの方ですか?
お腹は私も空きましたよ。あなた方もお疲れさまです、失礼します。”
おおー。須泉弁護士、嫌みなほど爽やかスマイルだわ。
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