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如月親子と家具を見に行って2週間。
「…なんかおかしい」
「は?何が?仕事?お前?和希君?」
目の前にいる明正兄さんは紙に適当に絵を描いてる。
いや、めちゃくちゃ上手なんだけど。
「和希さん。」
「は?なんかしたの?いいねぇー。
そういうゴタゴタも恋人だからこそだな!」
明正兄さん、笑い事じゃないです。
電話をしても新しいメニューを考えてるとか言われてすぐに切られるし。
絶対にあの日から。
もしかして如月さんが何か仕掛けた!?
ってそんな考えは性格悪すぎです。
「…お前ら、別れるかもな。」
兄さんの言葉にゾッとして前を向く。
悪戯っ子の顔をした明正兄さん。
いえ、笑えませんから。全く。
「なんで…そうなるんです??」
「あれだろ?子供連れて家具見たんだろ?あれから会ってないよな?
なら、簡単だ。
お前と子供が仲良くなって、お前が子供好きだと思って。自分達の関係に自信をなくす。
簡単なゲイカップルあるあるだろが。」
「………!!!!」
合っているかもしれない。
明正兄さんのイギリスの友達のよくある話。
「まぁー和希君は勘違いしてるけどな!
なんとかしないと傷が浅いうちにお別れだ!」
「じょ、冗談じゃないです!!」
「だよなー。雅臣、子供苦手だもんな。」
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