バラの花束をあなたに

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そうなんです。 僕、めっちゃ子供苦手なんです! 優希君は高校生だから話も通じるし、中身はおっさんと言われているほどしっかりしてるからいいんです。 でもコノミちゃんくらいだと全くダメで。 この間も絵を描くコノミちゃんを見てるだけ。 気の効いた会話もできないおじさんだったんです!そして最後は先に寝不足がたたって爆睡。 起きたら和希さんが目の前にいるって最高すぎましたけど。 和希さん! 勘違いしないで下さい。 僕はあなた以外の人とどうこうなるとか将来的には子供とか… 全く考えてませんから。 男としたら残念な奴かもしれません。 でも、僕はあなたさえいたらいいと思うほど身勝手な男なんです!! 「雅臣って残念だよなー。 和希君と出会えて良かったなー」 そう。明正兄さんの言う通り。 僕は和希さんに惚れなかったら一生ひとりで生きていくと思ってたんですから。 もし本当にその理由で避けられてるなら、誤解を解きたい。 「僕は四六時中和希さんにくっついていたいのにっ!」 「おー、おー。ストーカー気質!」 なんとでも言ってください。
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