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「家具決めました。はい。ありがとうございます。」
如月さんにお礼を伝えて切ろうとしたら
「あ、雅臣君。元気?」
そう聞かれて
「え?あ、はい。なんでです?」
如月さんはくくくっと電話越しで笑っている。
「はぁー。コノミがさ。言ってたんだよ。雅臣お兄さんはあんまりしゃべらなくてつまんない!ってははは!!!」
は?
雅臣が話さなかった??
「はは!雅臣君に悪いことしたね。
謝っておいて。
彼は子供が得意じゃないかもしれないからさ。」
雅臣が?子供得意じゃない?
「コノミより先に寝ちゃったらしいんだよ。クククッ。はぁーお腹いたい。」
……まずい。
2週間勘違いしてた。
雅臣を避けまくっていた。
気持ちをなんとか落ち着かせないとって。
でも実際、雅臣は楽しくなかったのか?
本人にちゃんと聞かないと。
俺は諦めるくせが身に付いてるのか?
急いで電話をかける。
雅臣に会いたい。
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