僕と兄貴と彼の話。

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*** 7月の暑い日、いよいよ和希さんの店がオープンする! てらさんがメールで“俺が一番目の客になるぜ!”なーんて言うのでムキになってオープン前から待ってしまった。 「バカか!まだ10時だぞ!」 って和希さんに呆れられましたが、和希さんだって嬉しそうに言うから僕は後悔なんてしてませんよ! 「うわ!マサ、早いな!」 っててらさん達だって早いし!危なかったです。 そう言えば和希さんのエプロン姿がめちゃくちやセクシーでなんだか色んな人が見ると思うとモヤッとしますね… 「なーんかかずちゃんさ、爽やかだし料理もうまいし、人気店になりそうだよなー」 ほら。 めちゃくちゃ心配です! 「こんにちは。」 ほらー!来た!如月さん! 和希さん狙いだ、絶対にそうです! はぁー僕の和希さんがぁー 「雅臣、悪い。ちょっと手伝って!」 わーい!僕だけ特別です! ニヤリとみなさんに笑顔で会釈して店に入りました。 店に入ってキッチンに来た和希さんを思わず抱き締めてしまいました。
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