僕と兄貴と彼の話。

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「きよちゃーん!!!会いたかったよー」 店を少しだけスナック仕様にしようとテーブルにクロスを掛けたり、電気を淡い色に切り替えた。 てらさん達は雰囲気変わるなーと昼間と比較してキョロキョロしている。 「ご来店ありがとうございます。」 そう言えば 「…きよちゃんだ!あー癒される!」 「たまんないな!」 って俺だって分かってるのに、メイクとウィッグ、衣装の力ってすごいと思う。 「ん?マサはこっちじゃねぇーのか?」 「僕はボーイとしてきよちゃんのサポートしますから」 雅臣の言葉にマルさんは 「ははは!マサ!きよちゃんはみーんなのものだぞ!」 「ボーイは食事の用意してな!さ、きよちゃんビールもらおうかなぁ~」 マサははいはいってキッチンの方へ料理を温めにいった。 そろそろ気付いたか? 手伝いをしてると飲めないし、会話にもなかなか入れないんだぞ、雅臣。 常連3人にビールを注いで雅臣のところへ行く。
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